
およそ400年前に生まれた日本の文化・歌舞伎−
誕生以来、庶民の近くにある娯楽として江戸文化形成の中心でもありました。歌舞伎が伝統芸能と呼ばれる今は一見すると難しそうに感じる人も多いかもしれません。MOVIXでは、人生を豊かにする映画として、映画館で歌舞伎をより身近に楽しむ新しい歌舞伎"シネマ歌舞伎"を上映しています。



およそ400年前に生まれた日本の文化・歌舞伎−
誕生以来、庶民の近くにある娯楽として江戸文化形成の中心でもありました。歌舞伎が伝統芸能と呼ばれる今は一見すると難しそうに感じる人も多いかもしれません。MOVIXでは、人生を豊かにする映画として、映画館で歌舞伎をより身近に楽しむ新しい歌舞伎"シネマ歌舞伎"を上映しています。
客席からではみられない細やかな指先の動き、目の動きまでをも捉え、みどころを押えた映像は、初心者の方でも歌舞伎の醍醐味を存分に楽しむことができます。スクリーンで、歌舞伎の美と迫力をお楽しみください。

片岡仁左衛門が1964年(当時 片岡孝夫)に初演し、自身の出世作となった作品。2010年大きなニュースの一つであった歌舞伎座休館前の【歌舞伎座さよなら公演】で仁左衛門が主人公河内屋与兵衛を勤め、子・孝太郎と孫・千之助との親子三代での共演を果たしました。当時の町人や風俗、事件などを取りいれた世話物に分類され、当時の庶民たちの平易な言葉で進行するため、大変見やすいお芝居です。
予告ナレーション:片岡孝太郎
本作は、近松門左衛門が1709年に書き下ろした世話浄瑠璃です。近松は、義理や人情を描き、日本の悲劇「曽根崎心中」「心中天網島」などを残しました。中でもこの「女殺油地獄」は、近松作品の中でも現代性・普遍性に富んだ作品といわれ、映画化・映像化もされた不朽の名作です。
舞台は上方(関西)です。本作には「野崎詣り」という場面がありますが、実際に当時大阪府大東市にある"野崎の観音さん"と親しまれた慈眼寺への御参りが大流行していました。作品からは、そんな江戸時代の上方の景色・暮らしぶりが感じられます。近松門左衛門自身も、福井の生まれといわれ上方で活躍した作者です。尼崎市の近松公園など、所縁の土地や石碑などが、今でも関西の各地にあります。

題名に"油地獄"とある通り、借金に追いつめられた河内屋与兵衛(片岡仁左衛門)が、衝動的に近所の美しい人妻お吉を殺害する場面での、油まみれになりながらの立廻りは、大きな見せ場です。
放蕩者の与兵衛は、店の有り金を持出しては馴染の芸妓小菊に入れあげている。 徳兵衛に金策を断られた与兵衛は怒り、徳兵衛と妹のおかちを足蹴にする。そこに帰宅した母・おさわが勘当を迫ると、与兵衛は母さえも棒で打ち据え、自棄を起こして家を飛び出す。しかし借りた金の返済は迫り、途方に暮れる。一方、徳兵衛とおさわはお吉を訪ね、与兵衛を家に帰るよう諭してくれと涙ながらに頼み、銭を預けて帰って行った。このやりとりを物陰で密かに聞いていた与兵衛は、その親心に涙を流し、銭を受け取る。しかし借金額には程遠い為、お吉に借金を申し出るのだが、断固として拒絶されてしまう…。



(平成21年6月 歌舞伎座公演)



去年、『蜘蛛の拍子舞』と『身替座禅』のシネマ歌舞伎を初めて見に行きましたが、その美しさと臨場感は想像以上でした。帯や着物やかんざしの細かいところまで観察できて、歌舞伎の奥深さを感じることができました!
今回は近松門左衛門作「女殺油地獄」を上映ということでかなり期待しています。 近松門左衛門は尼崎市に近松門左衛門像や墓所もあり、かなりこの地にゆかりのある方です。
また片岡 仁左衛門さんの河内屋与兵衛は歌舞伎ファンの間でも評判の高い作品と聞いております。 是非多くの人に見て欲しいです。私も見ます!